為替の動きと諸外国の高い金利を利用して、外貨投資で資産を運用

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為替差益と高い金利で注目される外貨投資

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外貨投資の基本 vol.1 外貨投資に注目

 お金が増えない日本の定期預金

 日銀のゼロ金利政策が解除されたとはいえ、日本では依然として超低金利が続いており、銀行口座に預金をしていても、ほとんど利息を受け取ることができません。

 2009年4月現在、日本の定期預金金利は約0.303パーセント(1年間/300万円未満の場合)。100万円を1年間、銀行の定期預金に預けたとしても、3,000円程度の利息しか受け取ることができません。

 対して欧米各国の現在の金利は約0.52〜1.86パーセント、実に、日本の金利の1.7〜6倍です。利息を円に換算をすれば、同じ100万円で、5,200円〜1万8,600円の利息を受け取ることができるのです。

 外貨投資とは、こうした日本と諸外国の金利格差に着目し、外貨で資産を運用することで、高い利潤を獲得していく考え方です。
 また、日本円と外貨との為替レートを上手に利用することで、通貨価値が変動した際の為替差益を受けることができるのも、外貨投資の大きな魅力と言えます。

 「でも、外貨投資は難しそうだし、リスクも大きいのでは?」

 と、お考えの方も多いでしょう。もちろん投資ですから、ある程度のリスクはつきものです。しかし、しっかりとした知識を身につければ、リスクはコントロールすることができます。
 本特集では、外貨投資の初心者から中級者向けに、様々な外貨建て商品を紹介すると共に、そのメリット、デメリットについても解説していきます。

 自己責任時代を乗り切る外貨投資

 今、外貨投資が注目されている理由は、日本の超低金利だけが原因ではありません。
 高金利時代の日本は、好景気と順調な経済発展に支えられ、俗に、「高度経済成長期」、「一億総中流社会」と呼ばれていました。

 当時の日本の社会の特徴として、

  ・給料が右肩上がりの安定した終身雇用制
  ・預けておくだけで増えていく預金
  ・老後を支えてくれる年金制度

 などがあげられます。

 ところが、バブルの崩壊と、そのあとに続く「平成不況」から、終身雇用制度・年金制度は崩壊し、預金金利は限りなくゼロまで引き下げられました。
 さらに、2005年4月にはペイオフ制度が解禁。かつては国によって全額保護されていた銀行預金は保護上限が1,000万円までとなりました。つまり、預金していた銀行が仮に倒産してしまった場合、1,000万円とその利息分までしか保障がなされないのです。
 また、日本は高齢化社会を迎えていることから、国民一人当たりの税負担額は、今後も一層の増加が予想されます。

 このような社会の変化は、国が個人の資産を保護していた時代や、銀行に預けておくだけで資産を増やすことのできた時代が終わりを告げ、各自が自分の財産を自分で保護・管理しなくてはならない「自己責任の時代」が来たことを意味しています。

 「自分の資産は自分で増やす」

 こうした状況の中、この考え方が徐々に浸透しつつあり、最もポピュラーな資産運用の手段である外貨投資が、今、注目を集めているのです。

 外貨投資の2つの特徴

 外貨投資の種類について詳しく解説する前に、まず、外貨投資の特徴についてご説明します。
 前述の通り、外貨投資とは、外国の通貨もしくは金融商品を買うことを前提としています。その際、発生するのが「金利」「為替差益(差損)」です。

ゞ睛
 日本の銀行に定期預金をしても、通常、0.3パーセント程度の利息しかつきません。
 それに対して、米ドルの金利は約0.25パーセント、ユーロは約1.25パーセント、オーストラリアドルは約3.0パーセント、ニュージーランドドルは約3.0パーセントです。高金利の外国の通貨に投資した場合、その利息を受け取ることができます。

為替差益(差損)
 為替差益とは、為替相場の変動に伴って生まれる利益のことを言います。

 例えば、1ドル100円の時に1万ドルを購入し、1ドル110円の円安時に、円に戻した場合を想定します。
 為替が円安に動くと、円の価値が下がりドルの価値が上がるため、すでに購入している手持ちのドルで、より多くの円を買い戻すことが可能になります。
 このケースでは、110円×1万ドル=110万円となり、10万円分の為替差益が発生したことになるのです。この為替差益に加え、ドルを所持していた期間の金利を受け取ることもできるため、利益は更に増えます。

円安=為替差益が発生する場合

 ただし、為替相場の予測は困難で、自分の予想通りに動かないこともあります。

 1ドル100円の時に1万ドルを購入し、売る時に1ドル90円の円高に動いていれば、戻ってくる円は90万円になり、10万円の損失が発生します。これを為替差損と言います。
 為替が円高に動くと、この為替差損を被るために、高金利によって外貨が増えたとしても、円に換算してみると実質の資産が減ってしまうこともあります。
 外貨投資でリスクと言われているのは、主に、この為替の変動による為替差損です。

円高=為替差損が発生する場合

 しかし、それぞれの金融商品の特徴をしっかりと理解すれば、これらのリスクを最小限にコントロールし、元金を増やすことも可能です。

 外貨投資にはいくつかの種類があり、安定性・安全性を重視される方には「外貨預金」「外貨MMF」といった商品がお薦めです。また、現在、急激に利用者が増えており、初心者から上級者まで幅広い層にお勧めできるのが「FX(外国為替証拠金取引)」です。(※この他に、外貨投資信託・外国株式・外貨債券があります。)

それぞれの商品の特徴をまとめると以下の表のようになります。

  外貨預金 外貨MMF FX(外国為替証拠金取引)
概要 外国通貨で預け入れる銀行預金。普通預金と定期預金がある。 外貨で運用する投資信託。
投資先は優良企業の社債や国債に限定し、安定性を重視。
通常の外貨取引に加え、保証金を担保に、その保証金の何百倍もの取引も可能。手数料は安く、金利が高いため利用者が急増。
メリット ・高金利による利息収入を期待できる。
・換金する際、購入時より円安が進んでいれば、為替差益が発生する
・預け入れた外貨額は元本が保証される(※ただし、円貨額での元本保証はない)
手数料が安い(外貨預金の約半分)
・換金する際、購入時より円安が進んでいれば、為替差益が発生する
・利息には課税されるが、為替差益に対して課税されないため、FX・外国為替証拠金取引より税制面で有利

手数料が圧倒的に安い(外貨預金の数十分の1)
・少ない資金で大きな取引が可能
・24時間取引が可能
・外貨を買うだけでなく、外貨を売ることもできる
・外貨を買った場合も売った場合も予想が当れば、為替差益を得られる
・外貨を買った場合、高金利による利息収入を期待できる

デメリット 手数料が高い
・換金する際、購入時よりも円高であれば為替差損が発生する。
・満期にならないと解約ができない(定期預金の場合)
・換金する際、購入時よりも円高であれば為替差損が発生する ・為替相場が予想と逆に動いた場合、為替差損が発生する。
・低金利の円を買って、高金利の外貨を売った場合、マイナスの金利差(スワップ)が発生する
手数料
1通貨単位あたり
米ドル約2円
ユーロ約3円
豪ドル約5円
米ドル約1円
ユーロ約1円50銭
豪ドル約2円
米ドル0〜20銭
ユーロ0〜20銭
豪ドル0〜30銭
  新生銀行
外貨預金に強い銀行の一つ。豊富な外貨建て商品を取り揃えている。積立型外貨預金「パワービルダー」は毎月1万円からの積立型定期預金で、年利は満期時ボーナスを含め1.5〜5.0%。また、年利1.5〜7.5%の「パワーサポートプラス」では、毎月の利息を円で受け取ることもできる。
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