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初心者でも簡単!継続するための家計簿のつけ方

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author長尾尚子

初心者こそ試したい!家計簿を長続きさせるコツ

節約する一番確実な方法は、家計の収入と支出を把握して、支出を収入よりも少なくすることです。
家計簿をつけるのは、このお金の流れをつかむためにぜひ実践したい家計の節約方法のひとつ

しかし、こまめにつけることが面倒くさくて家計簿が続かなかった経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
家計簿を継続させるには、毎日の洗顔や歯みがきと同じように、家計簿つけを「習慣化」させてしまうのがおすすめです。
習慣化のコツは、自分に合った方法を選び、必要以上に手間をかけないようにすること
手書きの家計簿であれば、費目は少なめに、また、週に1回や月に1回、まとめてつけられるタイプにすると良いでしょう。
家計簿アプリであれば、レシートの読み取り機能や、購入した商品の自動仕分け機能があると、日々の支出の記録を手間なく、無理なくつけることができます。

今回は、簡単にできる家計簿のつけ方を解説。家計簿をつける目的を整理したうえで、手書きとアプリ、それぞれのつけ方のポイントと家計節約への役立て方、おすすめの家計簿をご紹介します。

節約額試算

このページを活用した際の節約額は

年間約 29万3,400です

家計簿アプリ(マネーフォワード ME)を利用した場合、

月平均24,450円の節約
※マネーフォワード ME自社アンケート調査結果より

月額24,450円×12ヶ月=年間29万3,400円

年間29万3,400円の節約!

節約額の試算内容を詳しく見る

家計簿をつける目的をはっきりさせよう

家計簿でできることは、家計の収支の把握だけではありません。

毎月の予算に余裕があることがわかれば、給与振込口座から給料日に一定額を天引きすることで、あらかじめ貯蓄分を確保し、お金が貯まりやすい仕組みを作ることができます。
現在の貯蓄額や、株式・投資信託などの金融資産を記録しておけば、資産の全体像を知ることもできるでしょう。

家計簿をつける準備段階として、自分が家計簿をつける目的はなんなのか(収支の把握、支出を抑える、貯蓄をする、資産を管理するetc.)をまず確認しましょう。

家計簿のおもな目的

収支を把握したい
  • 毎日どのようなものにお金を使っているか。
  • 家計の収入と支出、貯蓄に回っているお金などを記録。
  • 他の3つの目的の場合も、まずはここからのスタートになる。
節約したい(支出を抑えたい)
  • 家計の収支を把握したうえで無駄な支出を洗い出し、減らす。
  • 外食や飲み会、習い事などの省けそうな出費はないか。
  • 携帯電話プランの変更や保険の見直しなどを検討してみる。
目標を設定し、お金を貯めたい
  • 家計の収支を把握したうえで毎月の貯蓄額をチェックする。
  • なんのために(目的)いくらのお金(金額)をいつまで(期間)に貯めるか、貯蓄の目標を明確化。
  • 毎月の貯蓄額を増やしたい場合は、支出のうちの無駄なものを削って貯蓄に回すようにする。
  • 給料振込口座からの天引きでが有効。
資産を管理したい
  • 複数の銀行口座や証券口座などに分散している資産を記録していく。
  • 貯蓄型保険の満期日や親からの贈与予定があればそれも記載。
  • 持ち家の場合は、住宅ローン残高と現在の住宅の資産価値(固定資産税評価額÷0.7で概算できる)も加えておく。

家計簿のつけ方:手書きの場合

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手書き家計簿は、自分で手を動かしてお金の流れを記録したい方におすすめのつけ方です。
ただし、アプリよりも自動化が難しいので、家計簿初心者は大学ノート等で作るよりも、記入項目があらかじめ印刷された市販の家計簿を活用したほうが簡単でしょう。

おすすめの手書き家計簿の条件

  • 費目(食費、日用品、医療費etc.)の数は少なめか、自由に設定できる。
  • 先取り貯蓄を記入する箇所がある。
  • 費目別の予算を立てられる。
  • 固定費(家賃・住宅ローン、光熱費、携帯電話代などの毎月決まっている支出)を先付け記入できる。
つけ方は?
  • 月のあたまに収入・貯蓄額・固定費、などを記入。
  • 支出の記録のためにレシートは必ずもらう。
  • できれば1週間ごと、最低でも1ヶ月ごとに支出をまとめる。
手書きの家計簿を使って家計を見直すヒント
  • 月初に立てた予算と実際の支出を比較する。
  • 必要な支出と浪費に分ける。
  • 何ヶ月か続けて支出カットができたら貯蓄額を増やす(もしくは投資を検討。NISA、iDeCoなど)

ベネッセコーポレーションが発行するムックタイプの家計簿。安価で薄手ながら、各月の最初の記入ページでは「月収」「貯めたいお金(先取り貯蓄額)」「決まって出ていくお金(固定費)」「今月使えるお金(費目別予算)」等を可視化できるようになっている。
また、「今月の目標貯蓄額」「先月の貯蓄額」「これまでの累計貯蓄額」の記入項目もあり、家計簿の記入例にしたがって記録していくだけで貯蓄のモチベーションが上がる
日々の支出は、お金を使ったときのみ費目別に記録。費目は5種類(もしくは10種類)で自由に設定できる。
家計簿内には簡単レシピやFP・畠中雅子氏によるお金のコラムも掲載。初心者が簡単にはじめられて続けやすいおすすめの家計簿だろう

価格 319円(税込)
サイズ・形状 25.7 x 21 x 0.4 cm
ムック、89ページ

学研ステイフルが発行するB5サイズの家計簿。1ヶ月を見開き1ページで管理できるので、視認性が高い。食費以外の費目は自由に設定可能(全6種類)で、月の収入や貯蓄、固定費の記入箇所も用意されている。
月ごとの予算や先取り貯蓄の項目はないものの、1年間の計画表、月ごとの収支表、年間収支表などの記入ページがあるので、1ヶ月・1年のタイミングで家計を振り返ることも可能
家計簿カバーには透明のファスナーポケットが付いており、レシート等の一時保管に便利。
毎月の記入項目は多くないため続けやすいが、貯蓄額の合計や現金以外の資産の記入箇所が少ないので、「貯蓄」「資産管理」目的よりも、月々の収支を把握したい方におすすめの家計簿だろう。

価格 935円(税込)
サイズ・形状 B5(W180×H250mm)
36ページ、封筒5枚・シール1枚付き

家計簿のつけ方:アプリの場合

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共働きでお金の流れが複雑な場合や、クレジットカードをよく利用する場合、家計簿をつける目的が資産の把握・管理である場合は、家計簿アプリの活用がおすすめです。
基本的な機能は無料で使えるアプリが多いので、家計簿よりコストがかからないメリットも
家族間での共有機能があるものを選び、必要に応じて拡張機能(アプリ内課金)なども利用すると良いでしょう。

おすすめの家計簿アプリの条件

  • 支出をその場で記録できる(レシート撮影、自動仕分け、収支の自動計算)。
  • 連携できるサービスが豊富(銀行口座・クレジットカード・証券口座・FX・電子マネーなど)。
  • 共有機能がある(家族・夫婦・カップルで利用できる)。
つけ方は?
  • 購入した直後に支出を記録する。
  • 自動振替サービスなどで先取り貯蓄を設定し、結果を確認。
家計簿アプリを使って家計を見直すヒント
  • アプリの自動仕分け機能やグラフ機能で浪費に当たる出費を見つける。
  • 貯蓄用口座のお金の貯まり具合をチェック。

家計簿マネーフォワードME

株式会社マネーフォワードが提供する無料の家計簿アプリ。スマートフォン(iOS、Android)とPCで利用可能で、複数端末間での共有もできる。
2,664の銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイントと連携可能。銀行の入出金、クレジットカードの利用履歴などを自動取得し、費目別に自動で振り分けてカレンダーに表示する。現金支出もレシート撮影で自動的に反映。
費目ごとに予算の設定ができるほか、統計データをもとにした予算プランの提案も受けられる
資産管理では、銀行預金・株式・投資信託・年金・不動産などを一元把握し、ポートフォリオの内容や総資産額の推移などをグラフ化してチェック可能。
セキュリティは全データを通信・保管の両段階で暗号化し、ログイン時の二段階認証や指紋認証・顔認証にも対応。
家計の収支チェック・節約・資産管理など、全方位に対応できるおすすめの家計簿アプリだろう

家計簿Zaim

株式会社 Zaimが提供する無料の家計簿アプリ。スマートフォン(iOS、Android)アプリで利用できる。家族で共有する場合は、各端末にアプリをインストールし、同一IDでログイン。
銀行口座やクレジットカード、AmazonなどのECサイトと連携して残高や利用履歴を自動で取得することができる。現金支出は、レシートの読み取りや直接入力で記録することも可能。
また、家計プランナーが監修した「家計のバランス診断」により最適な支出の割合を提案する機能や、よく行くスーパーの特売情報、保険の必要保障額、医療費控除、各種給付金のチェックなど家計に役立つ情報をアナウンスしてくれる。
セキュリティ面では、取得情報を精査することで銀行やクレジットカードは金銭の移動に関わりのない利用履歴のみを収集、暗号化技術も最高水準のものを使用している。
シンプルな操作画面と生活に密着した各種サービスが人気の家計簿アプリのひとつ

【家計簿FAQ】クレジットカードの支出はどうやって記録する?

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家計簿をつけるときに迷いがちなのが、クレジットカードで購入した場合の記入の仕方でしょう。
手書き家計簿の場合は、支出を記入するときに、クレジットカード払いであることがわかるように書きながら現金の支出と一緒に計上する方法がおすすめ。

家計簿にクレジットカードの利用欄がある場合は、そこにまとめて記載する方法もありますが、クレジットカードの利用回数が多いと費目が混在するので、現金支出と同じように「食費」や「日用品」などの費目別に分けて書くほうが、集計がわかりやすいでしょう。月末頃に送られてくるクレジットカードの利用明細を家計簿と付け合わせれば、不審な出費を見落とすこともありません。
なお、夫婦でクレジットカードを使う場合は、どちらか一方が家族カードを使うと利用明細が1枚にまとまるため、カードの出費を管理しやすくなります

家計簿アプリの場合は、クレジットカードの利用履歴を自動で取得し、費目別に仕分けるタイプが多いので、入力を迷うケースはほぼないでしょう。
ただし、アプリに対応していないクレジットカードもあるため、事前に対応しているクレジットカードの種類をチェックしておくことをおすすめします。

買い物の代金を支払うだけでポイントが貯まるクレジットカードは、家計節約の強い味方。
家計簿上の処理さえ決めておけば、光熱費や携帯電話代などの固定費をクレジットカードで支払い、毎月ポイントを獲得することができます。

楽天グループが発行する年会費無料のクレジットカード。カード利用で楽天スーパーポイントが貯まり、貯めたポイントは楽天市場など楽天グループで利用する場合、1ポイント1円換算で利用できる
楽天市場や楽天トラベルでカードを利用すると獲得ポイントもアップ。
クレジットカードの付帯保険も充実しており、楽天市場での購入商品が届かなかった場合や、ネットでの不正利用が補償される。
ネットショッピングをよく利用する場合は特にお得度の高いクレジットカードだろう。

年会費 無料
ポイント還元率 (基本)1%
(最高)14%

家計簿は自分や家族がつけやすい方法を選んで習慣化しよう

毎日の支出をコツコツと記録していくのは、慣れるまでが大変ですが、習慣づけさえできれば、継続するのは決して難しくありません。

初めて家計簿をつける初心者の方、あるいは、紙やエクセル等の家計簿で挫折した経験のある方は、記入項目の少ない簡単な手書き家計簿や、スマホひとつで管理できる家計簿アプリを利用して、家計簿つけにチャレンジしてみてはいかがでしょう。

家計簿は家庭のお金の流れを把握することで、支出の抑制にも貯蓄にも効果を発揮する非常にコストパフォーマンスの高い節約方法です
今回ご紹介した家計簿のつけ方や、おすすめの家計簿も参考に、ご自身やご家族がつけやすい家計簿を選びましょう!

長尾尚子

この記事を書いた人長尾尚子

フリーランスライター。得意分野は、保険、金融、住宅ローン、育児・教育、エンタメetc.。副業経験はライティングセミナー講師・ライティング講座の文章添削など。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級。

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